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  • 2021-07-12 09:00:00

    檜扇🌼

    京都では、祇園祭の季節となりました。

    このお祭りは、869年(貞観11年)、京の都で疫病が流行したため、当時の国の数である66本の矛を神泉苑に立てて、悪疫退散を祈るために行われた祇園御霊会を始まりとして1100年以上の歴史があります。

    この季節には、檜扇(ヒオウギ)を生花にする事が多いと聞き及びます。

    この檜扇は、アヤメ科の植物で、扇を開いたような葉の姿が特徴です。古代、檜扇は悪霊退散に用いられたことから、怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には特に“祭花”として檜扇が欠かせないものとされてきました。

    夏に橙色や黄色の花を咲かせるこの花は、お祭りの風物の一つとしてよく民家の軒先などに飾られていたのですが、昨今は少なくなってきたようです。

     

    参照:いけばな嵯峨御流

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